深夜2時のムンバイ


2013年12月22日
ある事情で夜のムンバイを歩くことになった。

深夜2時過ぎ
一人で2時間ほど。
家からも離れた場所で土地勘ゼロ。
歩いている人なんて俺くらい。

深夜のムンバイは暗い。
道は妙に広いが 灯りは最低限しかない。
たまにタクシーやリキシャがクラクションを鳴らしながら走りさるだけで その他は静まり返っている。
昼間は多くの人が賑やかに歩いている歩道も この時間は浮浪者の寝床。
大人から子供までたくさんの数。静かに並んで眠っている。
その横を日本では見ない大きさのネズミや虫が走り回わっている。
そこら中にゴミが散乱していて臭いもキツイ場所。
まだ寝ていない浮浪者がじっとこっちを見ている。

昼間は静かな野犬も夜は縄張り争いに必死。
人間にも牙を剥いて吠えてくる。
前から7,8匹ほどの群れが走ってくるとマジで怖い。
威嚇をしないと後ろから追いかけて来る。

そして時々若者が騒ぎながらバイクやトラックで走り去る。
大きな声で叫ばれるもヒンディー語はわからず。
敵意はない様子だが結構怖い。
北斗の拳で見た世界だ。

死ぬのかなと思いながら歩いた。
クリスマス前。